ジメジメする梅雨や夏場に気になるのは「菌」の事ですよね。
特に口に入れる食器を洗うキッチンスポンジは菌が沢山いるというのは有名ですが、見た目にはキレイそうに見えるのでどのタイミングで交換すればいいのか悩む人も多いのでは?
ここでは台所の食器洗い用スポンジの交換頻度やタイミング・洗い方についてご紹介します!
キッチンスポンジの交換のタイミングはいつ?
食器洗い用のスポンジはどれくらいの頻度で交換すべきなのでしょうか?
交換のタイミングは人それぞれですが週に数回変える人や何カ月も使う!という方もいらっしゃるようです。
しかし、交換のタイミングを「スポンジのへたり具合」や「見た目の汚れ具合」で判断する人が多いのですが、それは間違った方法です。
見た目にはまだまだ使えそうであったり汚れが目立たなくても、実はキッチンスポンジは菌がいっぱい!
普通に使用していても2~3週間も経つとスポンジは繁殖した菌で埋め尽くされているような状態に。
一見キレイそうでまだまだ使えそうに思えるスポンジでも思い切って定期的に捨てるようにしましょう。月に2~4回スポンジを変えるのが理想的です。
台所スポンジって衛生的にどうなの?
洗剤が常についている状態のスポンジ、キレイそうに感じますが一体どんな菌が付着しているのでしょう?
キッチンスポンジには食中毒の原因となる大腸菌や黄色ブドウ球菌、さらにはカビまで発生している可能性があるのです。そしてその細菌の数はトイレの便座の20万倍以上とも言われているのです!
普段汚い場所と認識しているトイレよりも食器を洗うスポンジの方が汚いなんてショックですよね。
では、なぜそんなに食器用スポンジは細菌が増えてしまうのでしょうか?
スポンジは細菌の増えやすい水分が多い場所に濡れたまま置かれている事が多く、さらに食器を洗う事で細菌の栄養となる食べ物のカスがスポンジに付着したり、気温が高い室内にあることで更に菌が繁殖していってしますのです。
食器を清潔にするはずのスポンジで逆に食中毒を起こすなんて考えたこともなかったのではないでしょうか。
そうならないためにも、適度なタイミングでのスポンジの交換が必要なのですが、毎日スポンジを洗う事でも菌の繁殖を抑えることが出来るのです。
台所スポンジの正しい洗い方は?
食器を洗った後の台所スポンジ、洗剤が付いているからといってキレイだと思っていませんか?
スポンジに残った洗剤は食器についた食べかすや水で薄まっていて、除菌や洗浄の効果が無くなってしまい逆に菌の繁殖の原因となるのです。そのスポンジでさらに食器を洗うのは繁殖した菌を食器に塗りつけているだけです。食器を洗った後は必ずスポンジを洗うようにしましょう!
キッチンスポンジの洗い方
1.スポンジについた食べかすなどを丁寧に取り除く。
2.スポンジに残っている洗剤を水でしっかりとすすいで落とす。
3.思い切り絞って水気を切り、風通しの良いところでしっかり乾かす。
最後のしっかりと乾かすという所がとても大事なのですが、頻繁に洗い物をする人はスポンジが乾ききる前に使ったり、いちいち乾かすのが面倒だったりでなかなか出来ないかもしれません。
そういう場合は、除菌作用のある食器洗剤を上記の洗い方の「2.スポンジに残っている洗剤を水でしっかりとすすいで落とす。」でよくすすいだ後に、スポンジに新たに8mlほど付けてよく揉み込み次に使う時までそのまま置いておくという除菌方法をおすすめします。
●他の除菌方法は?
熱湯をかける方法や漂白剤で除菌する方法もありますがそれよりも菌を減らせてなおかつお手軽な方法があります。
それは電子レンジでスポンジを加熱する方法です。
2.スポンジを軽く絞り、少し水分を含んでいる状態にする。
3.500wで1分加熱する。
4.冷ましてから取り出す。
※スチールやたわしなど金属性のものが含まれているスポンジは電子レンジで加熱することが出来ませんので注意してください!
最後に
「今までも大丈夫だったから」と長期間同じスポンジを使っていると大変な事になってしまうかもしれません。毎日使うものだからこそ安心して気持ちよく使うためにもきちんと除菌をするようにしましょう!