お彼岸にぼたもちの由来とぼた餅とおはぎの違いは?いつ食べるのが正しいの?

お彼岸の時期にスーパーにずらっと並ぶぼた餅を見て

「そうそう、我が家も買わなきゃ」

と手を伸ばしつつ、

でも

そもそもなんでお彼岸にはぼた餅って決まってるのかな?

と素朴な疑問が沸いてきた。

さらに、

「てゆーか、ぼたもちっておはぎと一緒のものだよね?あれ?違う?」

と、
ぼた餅について考えれば考えるほどわからなくなってきた。

まあいいや、帰って食べよう・・・。

ん?

これってもしかしてお彼岸の期間中に食べる日とかも決まってる?!

なんて、さらに疑問が沸いてきて頭の中が「?」だらけになってきたので

もうスッキリするまで徹底的に
「ぼたもち」について調べてみました!

こんなに「ぼたもち」って連呼する事って人生でそんなにないわ・・・。

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お彼岸にぼたもちやおはぎをお供えする由来とは?

もともとおはぎが大好きなんで、

よく和菓子屋さんとかでもおはぎを買って食べる私は

お彼岸でなくても「1年中ぼたもちウェルカム」なんですが、

とくにお彼岸のお供え物といえば

「ぼたもち!」

となっているのはなぜなんでしょう。

調べてみたところ、所説あるようなんですが

だいたいの理由が

「ぼたもち」や「おはぎ」に使う

小豆の赤い色には魔除けの効果が
中に入っている「おもち」には農作物が豊作になる五穀豊穣の効果が
それぞれあり、

「邪気を払う食べ物」としてご先祖様にお供えされてきたそうな。

さらに、
昔は今よりも甘い食べ物が少なく貴重だったので
当時は高級品だったぼた餅はお祝いの席や大切なお客様にお出しするもので
大切なご先祖様にも感謝の気持ちと一緒にお供えしていた。

とゆうのが、

「お彼岸にぼたもち」の理由のようです。

ぼた餅、高級品だったんですね~。
現代に食べてもおいしい!と思えるお菓子ですもんね。

帰って家にあったりしたら普通に嬉しいし、

昔だったら、もっともっと

「今日ぼた餅あるの?!!!イエーーーーイ!!!ひゃほー!!」

くらいの貴重さだったんでしょうね(*´-`).。o○

ぼた餅とおはぎ違いは何?

ぼた餅もおはぎも・・・

どっちも美味しいですよね( ̄p ̄)ジュル

いやいや、そうじゃなくて

その違いはなんでしょう?

たしかにどっちも、もち米にあんこ。
材料も一緒だし、見た目もさほど変わらないような・・・?

これまた所説あるようなんですが

結構沢山の違いがあったので順番に説明していきます!

1.呼び名の違い

春のお彼岸には「ぼたもち」

秋のお彼岸には「おはぎ」

というのが結構一般的で浸透している常識のようです。
(知らなかった・・・)

春の「ぼたもち」は「牡丹餅」とも言い、
秋の「おはぎ」は「お萩」と

その時期のお花を表しているんだとか。
(知らなかった・・・)

さらに言うと

夏は「夜船」
冬は「北窓」
と言うんですって!!!

しかもその理由が

「夜船」は
ぼた餅のなかのお餅は普通のお餅と違って、
「ペッタン ペッタン」という音を出さずに作れるので
隣に住んでいる人も、
いつお餅をついた(搗いた)のかわからない。

いつ着いたのかわからない。というところから

「搗き知らず」

「着き知らず」
という言葉遊びとなり
夜は暗くて、いつ船が着いたのかわからない
という事で「夜船」となったそうです。(;´∀`)

え?・・ダジャレ?( ゚Д゚)

ここまで来たら
冬の「北窓」の理由も知りたいですか・・・?
知りたいですよね!

まあこちらも夜船と一緒で・・・

「ペッタン ペッタン」という音を出さずに作れるので
隣に住んでいる人も、
いつお餅をついた(搗いた)のかわからない。

「搗き知らず」

「月知らず」

となり、月の見えないのは北側の窓
という事で「北窓」となったそうな・・・。

・・・( ゚Д゚)話の飛び方がすごい!

昔の人って面白いですね。

同じお菓子なのにその季節によって呼び名を変えるなんて
発想がすごいです。

2.こしあんと粒あんの違い

「ぼたもち」はこしあん

「おはぎ」は粒あん

あんこの材料となる小豆の収穫時期は秋で、

採れたての小豆は皮まで柔らかく、美味しく食べれるんで

秋の「おはぎ」には粒あんを

そして秋に収穫した小豆を保存しておいて

春にはぼたもちを作るわけですが、

収穫してから時間が立ってしまった小豆は皮が硬くなっておいしくないので

春の「ぼた餅」には皮を取り除いたこしあんを。

なんとなく違いが分かりやいように

こしあんと粒あんで分けているだけだと思ってたら

ちゃーんと理由があるんですね!(^◇^)

3.もち米のつぶし具合が違う

ぼた餅の中に入っているお餅と
おはぎの中に入っているお餅、

その違いに注目した事はありますか?

実はそんなところにも違いがあるそうです!(ー_ー)!!

中に入っているお餅のつぶし具合が違うようなんですが

ぼた餅は
完全にお餅になるまでつぶしたもの。

おはぎは
米粒が残る程度に半分つぶしたもの。

となっているそう。

今度食べた時には

「おいし~おいし~(´~`)モグモグ」
と無心に食べるんじゃなくて、

中までちょっと覗いてみようと思います。

4.大きさが違う

牡丹の花をイメージした
ぼた餅は大きめサイズ。

萩の花をイメージした
おはぎは小さめサイズ。

という違いがあるという説がありますが、

まあ、萩の花は小さい花びらが連なっているところが粒あんで表現されていて、

萩の花=おはぎ

と言うのは なんとなく、わかる気がしますが。

ぼたもちで牡丹の花を表現できているかと言うと・・・

( 一一)?

となるのは私だけでしょうか。

こし餡のつるんとした感じとか?

まあ、どっちも美味しいんで、別にいいんだけど(;´∀`)

ほぼ同じだと思ってた「ぼた餅」と「おはぎ」には
こんなにも違うところがあったんですね~!
びっくり。

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お彼岸のぼたもちはいつ食べる?

さ、

ぼた餅とおはぎの違いも、よ~くわかった事だし。
早速ぼたもちを食べよう。

中身のもちが本当に完全に餅になっているかも確認しないとだし。

あれ?

なんか忘れてない?

そうだ、

「いつ食べるのが正しいのか」

という事も調べるんだった・・・。_l ̄l○lll ガクッ <早く食べたい。

もうね、

サクッと結論から言いますと

「ぼた餅」も「おはぎ」も
お彼岸の中日に食べるのが正しいそうです。

それぞれ『春分の日』『秋分の日』ですね。

しかしお彼岸は7日間あり、
その初日を「彼岸入り」というんですが

こちらの記事でも紹介しているように

お彼岸は秋と春にあるものだ・・・という事くらいはなんとなく知っていても、実際に何日かと聞かれるとわからない人も多いようです。お彼岸はその年に...

お彼岸のお供えのお菓子は彼岸入りに用意するものです。

という事は初日に「ぼたもち」や「おはぎ」を買って
食べるのはその3日後・・・

賞味期限、大丈夫?(;´∀`)

ってなりますよね?!

まあ、そこは気持ちの問題のようなので、

彼岸入りにぼたもちを用意して食べてしまっても、

中日の春分の日にぼた餅を用意して食べてもいいと思います。

お腹こわしたら大変ですもんね。

その分、きちっとお供えするときには
ご先祖様への感謝の気持ちを忘れずに!

さ、食べよ食べよ!

おはぎ・ぼたもち・あんころ餅・・・。

今回の事で、

「ぼたもち」と「おはぎ」にやたら詳しくなりました。

これを読んでくださったあなたもそうですよね。( `ー´)ノニヤリ

これから誰かと一緒に
ぼた餅やおはぎを食べる時はドヤ顔で
この雑学を披露しましょう!!

さらにもうひとつ似たもので
「あんころもち」
もありますね。

こちらは一口サイズで
夏の土用の入りの日に食べるものだそうです(!)


あぁーどんどん
あんこ餅の知識が増えていく~!

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