3月や9月は気候も良く、結婚式を挙げるのには人気の季節です。しかし、祝日の春分の日や秋分の日にご先祖様を供養するお彼岸に当たります。結婚式を挙げるのはどうなのでしょうか?ここではお彼岸中の結婚式や入籍などのお祝い事についてご紹介します。
お彼岸に結婚式を挙げるのは縁起が悪い?
お彼岸は春分の日や秋分の日を中心として前後3日の事を指します。
春分の日や秋分の日は祝日ということもあり結婚式の日取りを決める際に候補に上がる事も多いようですが、お彼岸と言えばご先祖様を供養し、お墓参りに行くイメージですよね。
縁起がいいか悪いかは結婚にとって重要なポイントとなるわけですが、お彼岸に結婚式はどうなのでしょうか?
結果的に言うとお彼岸に結婚式をあげても縁起は悪くありません。
じゃあお彼岸に結婚式を挙げよう!とすぐさま式場に予約を入れたい所ですがちょっと待ってください。お彼岸に結婚式を挙げる場合に重要なのは縁起が良いか悪いかよりも、お彼岸に結婚式を挙げる事で招待する人の都合に迷惑がかからないかどうかという所がポイントになってきます。
どういうことかと言いますと、先に書きました通りお彼岸はお墓参りに行く方が多くおられます。招待する予定の友人・親戚の中でもお墓参りを予定している方もいらっしゃるかもしれません。
近くにお墓がある方はお彼岸の期間中いつでも行けるので気にしないかもしれませんが、遠方にお墓がある場合は旅行がてら行く予定にしている方もいらっしゃるかもしれません。毎年、他の親戚と予定を合わせてお墓参りに行く方もいらっしゃるかもしれません。また、身内に最近亡くなった方がおられる方にとっては初彼岸となるかもしれません。
そうは言っても、あなたが結婚式に招待する大切な方々は、同じようにあなたを大切に思っている事でしょうから、お彼岸のお墓参りの予定をずらしてでもあなたの結婚式を優先してくださる事でしょう。しかし、来て下さる招待客の事を考えるとお彼岸に結婚式を挙げるのは出来るだけ避けた方が無難と言えるでしょう。
お彼岸はお祝い事を避けるべきって本当?
「お彼岸に結婚式を挙げるのは、縁起が悪いわけではないが招待客の都合を考えて決定した方が良い」というお話をしましたが、地域によってはお彼岸はお祝い事を避けるべきだと考える所もあるようです。
お彼岸は弔事とは異なるので「お祝い事をしてはいけない」ということは本来ない筈ですが、お彼岸はご先祖様への供養を重んじる期間であるというところからお祝い事を避ける風習も生まれたようです。
その【お祝い事】の中には結婚式や結婚の報告だけでなく、出産祝いを渡す・入学祝を渡す事すらお彼岸の期間は避けるように徹底している地域もあります。
当の本人たちは気にしなくても、親や親戚はどうなのでしょうか?先方が気になさらなければ何の問題もありませんが、結婚式には自分の友人知人・親戚だけではなく、結婚相手の友人・知人・親戚・・・と沢山の人を招待する事になります。その方々全員がどう思うかを判断するのは難しいところですよね。
お彼岸に入籍をするのはどう?
では入籍もお祝い事なのでお彼岸にするのは止めた方がいいのでしょうか?
これは本人同士とその親が納得しているのならさほど問題ないかと思います。入籍は結婚式と違って誰かに来てもらうわけではないので「招待客の都合が・・・」などと考える必要もないですし、入籍日は結婚式ほど大々的に発表する事もありませんよね。
当人同士が気にしなくても親御さんが気になるような場合は「お彼岸はご先祖様が帰ってくる時期なので、両家の御先祖様にも入籍を報告したい」との想いを伝えればお彼岸に入籍することに納得してくれるかもしれませんね。
まとめ
クリスマスやGWの真ん中に結婚式に招待されると少し「わざわざこの日に・・・」と思ってしまいますよね。お彼岸は最近の人にとってはそこまで重要視されていないかもしれませんが、お年寄りにとってお彼岸に結婚式に招待される事はクリスマスやGWに招待されるのと同じような感覚なのかもしれません。せっかくの結婚式ですので、皆さんに気持ちよく参列してもらえるような日取りを決められるといいですね。^^