皆さん、そばはお好きですか?
夏には冷たくざるそば、
暮れには年越しそばと
最低でも年1回は口にすることがあると思います。
中には自分でそばを打ってみたいという人も多く、
そば打ち教室に通っている人も少なくありません。
少し前にそば打ちブームなんて言葉も出ましたから!
さて、そんなそばに関してですが、
実は配合に割合があるということをご存知でしょうか?
十割蕎麦や八割蕎麦と耳にしたことがあると思います。
この割合の違いは何によって決まるのか、
それによって何が変わるのかをこの記事で紹介したいと思います!
そばの割合の違いって何だろう?
では、早速参りましょう!
そばの割合の違いは、
そばを打つ時のそば粉の使用量によるものです!
・・・
そのままじゃんって聞こえてきそうですね。
確かにそば粉が関わっているのはイメージがつきやすいですし、
知っていた人もいると思います。
しかし、割合の違いにはちゃんとした理由も存在します。
最初に挙げた十割蕎麦と八割蕎麦で説明していきます。
十割蕎麦はそば粉のみを使用したそばになります。
そば粉100%、
つまりそば粉が十割なので十割蕎麦ということです!
同様に八割蕎麦もそば粉が八割使用されているので、
八割蕎麦という意味です。
では、残り二割は何が使用されているかというと・・・
これは、小麦粉になります!
なぜ小麦粉が使用されているのか?
その役割は「つなぎ」です!
そば粉同士ではつながりにくいため、
一般的には小麦粉を混ぜてそばを打ちます。
なので、十割蕎麦を打つのは難しく、
熟練の職人でなければ打てないそうです。
この割合は、蕎麦屋によってさまざまになっています。
風味を出すため、そばのコシを強調するためと、
蕎麦屋によってこだわりがあるので割合に違いが生まれます。
ちなみに八割蕎麦は一般的に「二八蕎麦」というのが正しいようです!
もう一つ予備知識としてですが、
食品売り場にあるそば(乾麺・生麺)はそば粉の割合が5割にも満たないそうです。
製品上はそば粉の使用量が3割以上であれば、
「そば」と記していいという規定があるそうですよ。
十割蕎麦や八割蕎麦の食感や味の違い
割合の違いがわかったところで、
今度は気になる食感や味の違いについてご説明します!
上記でそばの風味を出すためやコシを強調するために、
蕎麦屋で割合は変わってくるとご説明しました。
ということは、当然ながら
十割蕎麦と八割蕎麦では食感や味にも違いがあります。
イメージがつきやすい八割蕎麦から説明していきましょう!
なぜイメージがつきやすいというと、
蕎麦屋で手打ちそばを出す場合はこの八割蕎麦がメジャーだからです。
私たちがよく知っているそばの味は、
そば粉8:小麦粉2の割合で打った八割蕎麦がほとんどです。
小麦粉が使用されている分、十割蕎麦より麺は細くツルツルシコシコ!
風味とのど越しのバランスがちょうどいいとされています。
つなぎがあるから打ちやすい、
という職人側としても提供しやすいようですね。
反対に十割蕎麦の麺は、八割蕎麦よりやや太め。
使うのは少量の水だけでつなぎがないので、太めに仕上げる職人が多いようです。
その分、純粋にそば粉のみなので、そばの香りは抜群に最高です!
そば本来の香りを楽しむのであれば、
八割蕎麦より十割蕎麦が断然いいでしょう。
このように割合の違いで食感や味に差が生じてきます!
そばの割合と味を意識して食べてみよう!
いかがでしたか?
今回は割合の違いだけでしたが、
これだけでもそばはかなり奥が深い世界でしたね!
食べ方も知っていた方がグルメな感じが出ますが、
ここまで説明すると長くなりますので今回は割愛です。
何より好きなように食べるのが一番おいしいですから!
ですが今回ご紹介したそばについての割合の知識、
次にお蕎麦を食べる時には是非思い出してみてください^^
そして、そばの割合によって味がどんなふうに違うのかを楽しんでみてくださいね!
これを書いていたら何だかそばが食べたくなってきたので、
この辺にしてちょっとそばを食べに行ってきます!